佐賀県神埼市にある数寄屋造りの邸宅及び日本庭園。
仁比山護国寺三十六坊の塔頭・不動院と子院・仁比山地蔵院跡
佐賀県出身の実業家伊丹弥太郎の旧別邸。 神仏分離で護国寺が廃寺になった後、三十六坊の一つ、吉祥院の土地を所有していたが、生き残った地蔵院の土地と交換。
その土地を久留米の作庭家である誓行寺の阿(ほとり)和尚により、1900年から9年の歳月をかけて築造されたことからこの名で呼ばれている。
補足ではあるが、不動院の「不動明王」や、仁比山護国寺の本尊「千手千眼観世音菩薩」は現在、地蔵院に安置されている。
なお、本来九年庵とは大正9年に邸宅の西北に建築された茶室(土台のみ現存)を指していたが、現在は庭園を含めた全体の名称として使用されている。平成7年2月に国の名勝に指定された。
現在は、土地は佐賀県が購入、建物は所有者から佐賀県に寄贈されており、11月の紅葉の時期に9日間だけ一般公開される。
見どころ: